バイオマス発電とは
木質バイオマス発電所
バイオマス発電は、二酸化炭素（CO2）の増減に影響を与えない「カーボンニュートラル」という考えのもとつくられています。植物は燃やすとCO2を排出しますが、成長過程における光合成により大気中のCO2を吸収・固定するため、実質CO2はプラスマイナス「ゼロ」になります。間伐材等の森林整備の過程で発生する木材や、資源の加工工程から発生する副産物等を燃料として有効活用することで、持続可能なカーボンニュートラルに寄与します。
発電所で使用する燃料
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木質ペレット
森林の育成過程で生じる間伐材や低質材、製材工場などから出る端材などを細かく砕き、圧縮成形した木質燃料です。
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PKS（Palm Kernel Shell＝パーム椰子殻）
アブラヤシの果実からパーム油を生産する過程で発生する残さ物です。
バイオマス発電のしくみ
本発電所の大きな特徴の一つが「空冷式復水器」です。
発電に使用した蒸気は、冷却して水に戻し、再びボイラへ送って加熱する、というサイクルで水を循環利用しています。タービンから排出された蒸気の冷却方法として一般的な「水冷式」ではなく、空気で蒸気を冷やす「空冷式」を採用しており、これは、水資源の有効活用や、温排水による周辺環境への影響の解消につながります。
