徳島津田バイオマス発電所について
「脱炭素社会の実現」は世界共通の課題となっており、再生可能エネルギーへの期待はより一層高まっています。バイオマスとは化石燃料以外の生物由来である再生可能な資源の総称で、それらを利用したバイオマス発電は、環境に配慮しながら、安定的かつ継続的な供給ができる電力源です。高度経済成長期に徳島の林業を支えた津田海岸町において、徳島津田バイオマス発電所が運転を開始いたしました。
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燃料倉庫
海外から輸入した木質ペレットとPKS(パーム椰子殻)を屋根付きの倉庫に貯蔵します
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燃料バンカ
倉庫から運びだした、木質ペレットやPKSをボイラに供給します
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ボイラエリア
ボイラ内の管の中を流れる水を熱して、高温・高圧の蒸気を作ります
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タービン棟
ボイラでつくられた蒸気でタービンを回し、発電機が回転することで電気が発生します
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空冷式復水器
タービンから排出された蒸気を、ファンモータを使って空気で冷やし、ボイラ水として再利用します
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管理棟
発電施設全体を運転管理する中央制御室などがあります
- 設備容量
- 74.8MW
- 想定年間発電量
- 約50,000万kWh(一般家庭 約150,000世帯の年間使用電力量に相当)
- 燃料
- 木質ペレット、パーム椰子殻(PKS)
- 運転開始
- 2023年12月
【定点観測】徳島津田バイオマス発電所ができるまで